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嶺町小学校 PTO のお話を伺いました!

· 先生の幸せ研究所活動紹介

日時:2018年12月20日

場所:大田区立嶺町小学校PTO室

お話しいただいた方:

団長 駒井聖賢様 ・ 副団長 昼馬みすず様 ・ ボラセン 吉岡麻里様

進化が前提の組織

もっとも印象的だったのは

「嶺町小学校のPTO は現在も進化中」「試行錯誤中です」

という言葉。

今ある形が完璧ではない。柔軟に改革していくのが当たり前。

いろんなことを話し合ったらいい。みんなで話し合う。

と 駒井さん、昼馬さん、吉岡さんの3名から口々に続く。

駒井さんらによると、共働き家庭の増加はここ数年で進んでいるそうで、平成26年のPTAからPTOへの改革当時とは様子が大きく変化しているという。

また、改革には当然痛みも伴うので様々な困難があったし、これからもあるだろうと。

ご本人たちは「だから完ぺきではないんですよ」と取材に恐縮されていたが、変化の激しい先の読めない時代に必要なのはまさにこうした組織の柔軟さである。

先生の幸せ研究所では、「元気な学校づくり」のために保護者を巻き込んだ学校改革を推進している。(「学校を応援しよう」セミナーなど)

PTA改革について学校長やPTA関係者から相談されることも多い。

「やらされ感いっぱいの活動」

「○○活動を学校は保護者が望んでいると思っている。でも本当は保護者は望んでいない」(学校と保護者が逆の場合ももちろんある)

などなど。

多くのPTAに共通するこうした課題ではあるが、地域の特性や年度による構成員も違う中で、たったひとつのゆるぎない正解を見つけようとするといつまでも踏み切りにくいし時間もかかる。嶺町小学校の「試行錯誤をよしとする」スタイルは、多くの「改革したい」PTAや学校の参考になるだろう。

 

以下に取材でわかったこと、印象的だった言葉、気づきを示す。

  • 児童数約800名の学校で PTO の役員が現在45名と多数。この役は1名のみ等の制約がないので「友達とだったらやってみたい」という人へのハードルを下げている
  • 「耐えてまでやることではない」
  • 役員でも人前で喋るのが苦手な人もいる。そういう人は「言ってね」と年度初めの役員顔合わせで確認。各自の強みを生かす。
  • PTO 室は子連れ OK
  • 学校・地域・PTOの三位一体
  • PTO総会には団長が仕事で欠席することもあった。それでも、総会は問題なく執り行われる
  • 1代目団長の山本さんの熱い思いに共感した人達が集まったのが PTO の始まり
  • 学校だとカリキュラムの都合により実現できないこと=思い出作りをPTOが担いたい。「ふるさとの思い出を!」
  • こんな活動がしたい、という人が「この指とまれ」方式で活動できるシステム。そのための予算は確保してあるが、参加に強制と継続はない。(単発もOK)
  • 係がノルマだった頃は不公平感が聞こえてきたが、ボランティア有志になった今ではお互いに思いやりながら気持ちよくできる範囲で活動できるようになった
  • 入学式で新入生の保護者向けにPTO活動に興味をもってもらえる動画を流し仲間を増やす努力をしている

駒井さん、昼馬さん、吉岡さんの3名の気心の知れた関係性が垣間見え、試行錯誤を認め合う温かい場を作られていることを感じた。

「せっかくやるなら楽しくやろうよ!」のさらに先を行く「故郷の思い出を作るPTOにしよう!」という目的をもった大人たちの総合学習・・・そんな印象である。

より良い形を探り柔軟に変化し続けたい組織にとってのヒントが嶺町小学校PTOにはあった。

聞・記:先生の幸せ研究所 澤田真由美

(あとがき)

先生の幸せ研究所の学校働き方見直しコンサルティングで「事例が知りたい」「特効薬が知りたい」と頼まれることがあるが、残念ながら改革に絶対のセオリーはなく、事例は参考になるが最終的には自分たちの頭で考えなければいけない。本気でより良くしようと思ったら借り物のままではできないし、そうした試行錯誤のプロセスも楽しみたい。

改革に共通するこうした根っこの部分が嶺町小学校PTO活動にも通じていて大変興味深かった。

堅苦しく考えずに、フットワーク軽く改善・改革していければいいし、チャレンジにつきものの失敗にも寛容な社会を作っていきたいと思いを新たにした。

そして、そんな大人の姿を子どもたちに見せることが何よりの教育なのだと思う。

 

  • 東京都大田区立嶺町小学校PTOのホームぺージもどうぞご覧ください。

https://minesho-pto.com/

 

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